まーまとれーど

夫は個人事業主(兼業)、妻は個人投資家(専業)のでこぼこ夫婦。

子宮筋腫の子宮全摘手術(腹腔鏡下子宮全摘術)とリュープロレリン注射による副作用の記録

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私は以前、子宮筋腫があり子宮全摘手術(腹腔鏡下子宮全摘術)をしました。 

 

その手術前後の経緯や症状、リュープロレリン注射の副作用などについて、細かく書いておきます。

 

***

今回の記事は、症状がなければ興味のない方が多いと思われますが、実際に手術やリュープロレリン注射をする必要のある当事者にとっては、切実に情報がほしいと思われるので書くことにしました。

あくまで私の症状であって症状診断手術に関しては個人差があると思われるので参考程度に見てください

***

 

 

子宮摘出手術のいきさつ

 

人間ドックで6cmほどの子宮筋腫があることが判明。

 

婦人科で診てもらうようすすめられたものの、3年ほど放置してました。

 

3年後の人間ドックでは、子宮筋腫の大きさが8cmほどになっていて、その影響で貧血がひどくなっているようでした。

 

数値的には「輸血が必要なレベル」らしいです。

 

すぐに婦人科に行くように言われて行きました。

腹腔鏡の専門医がいる病院です。

 

 

婦人科へ行きましたら

 

「あー、子宮筋腫ありますね。じゃあ手術しましょう」

「今後子どもを産むつもりがなければ、子宮を摘出しましょう」

「手術はいつにしますか?」

 

と、アッサリと話が進められていきました。

 

子宮筋腫があるからといって、みんながみんな即手術するわけではないのですが、私の場合は「特に子宮筋腫がある位置が悪く、貧血や頻尿の症状がひどい」ことから手術をすすめられました。

 

子宮筋腫だけ取る手術と、子宮まるごと取る手術とあるようですが…

 

先生が言うには、

 

「子どもを産むなら子宮を残しますが、子どもを産まないつもりであったり何となく残しておきたいって理由なら、手術で子宮筋腫だけ取っても再発するリスクが高いので、子宮を残すことをおすすめしません」

 

という話でした。

 

「子宮を取るか残すか」の選択はあくまで患者さん自身ができますが、

 

「子宮を残しても、また子宮筋腫ができて再手術することになる確率が高いから、子どもを産まないなら、子宮を摘出するという選択をおすすめします」

 

ということでした。

 

「子宮を取るか残すか」の選択は、「子どもを産むか産まないか」の選択によって自ずと決まる、という流れでした。

 

夫婦の間で「今後、子どもを産むつもりはない」と決まっていたので、先生の言う通り子宮を摘出することにしました。

 

ショックでしたが、

 

「子宮を取ることで子宮がんのリスクはなくなるし、わずらわしい生理がもうなくなる」

 

それが支えになりました。

 

(*手術時に卵管も一緒に摘出したので、卵管がんのリスクもなくなりました。また、卵巣は残したので、卵巣がんのリスクは消えてません)

 

 

診察当時の貧血度合ですが、数値的には「輸血が必要なレベル」=「倒れててもおかしくないレベル」らしいです。

 

(倒れたことはありませんが)

 

自覚症状ですが、「貧血がひどい」って自覚してませんでした。

すぐ疲れるのは、「運動不足で体力ないからかな…」って思ってたし。

 

(今思うと、たま~に「もしかして、つわり…?」って思うくらいの、吐き気があったな……)

 

先生が言うには、

 

「子宮筋腫が徐々に大きくなっていくにしたがって、貧血も徐々にひどくなっていくから気づきにくく、体が貧血に慣れてきてしまったんでしょうね」

 

という話でした。

 

ただ、いくらやせてもおなかがぽっこりしたまんまで、どうしてもひっこまないのと、かなーーりの頻尿であるのは自覚してました。

 

先生が言うには、これらも子宮筋腫が原因だそうです。

 

 

で、リュープロレリン注射と子宮摘出手術をすることになりました。

 

(手術名は「腹腔鏡下子宮全摘術」です)

 

 

リュープロレリン注射をしてる時、疑問に思ったことを先生に質問しました。

 

 

【質問1】

 

:「リュープロレリン注射すると子宮筋腫が小さくなると聞きましたが、もしすごく小さくなったら手術しなくてもよくなりますか?」

 

先生:「手術は必要。リュープロレリン注射をやめたとたん、また筋腫が大きくなっていくでしょう。むしろリュープロレリン注射をやる前より大きくなるかもしれないからね」

 

 

【質問2】

 

:「リュープロレリン注射をすると更年期障害の症状が出ることもあるようですが、今後40代になって、もう更年期障害はこないってことですか?」

 

 先生:「今後も更年期障害はあるでしょう。今の年齢が40代くらいなら、もう今の時期の症状が終わればそのままこないだろうけど、今30代だから。また40代くらいになったら、通常の更年期の時期に更年期障害があるでしょう。でも、今、薬(リュープロレリン注射)で強制的に更年期障害の症状が出ているわけですが、その症状よりは軽いでしょう。今の方が症状が重く出ているでしょう」

 

とのことでした。

 

 

**補足**

リュープロレリン注射は生理を強制的に止める薬なので、閉経前後の更年期にある更年期障害の症状が出るってことのようです。

 

リュープロレリン注射を打つ時期が40代くらいなら、更年期の時期と近いので、今回の手術が終わってしばらくしてから、また更年期障害の症状が出るってことはあまりないかんじらしい。

 

また、子宮筋腫は生理の血を栄養分として大きくなっていくようなので、閉経して生理が止まれば、自然とだんだん小さくなっていくようです。

 

なので、私がもし、診察当時40代半ばくらいであったら、閉経時期が近いから手術しなくて済んだようです。

しかし、当時まだ30代後半であったので、まだまだこれから子宮筋腫が大きくなっていくことが考えられるため、手術する必要があるということでした。

 

 

リュープロレリン酢酸塩注射の副作用の記録 

 

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リュープロレリン注射は私の場合、おへそのちょい下あたりに注射しました。

 

月に1度の頻度で何回かやるので、おへそ周りで位置をずらして注射しました。

 

(手術までに計5回注射しました)

 

個人差はあるでしょうけど、私はそんなに痛くなかったです。

 

この注射をすると、更年期障害の症状が出る場合もあるようです。

 

生理を強制的に止める薬なので、閉経前後の更年期にある更年期障害の症状が出るってことのようです。

 

先生:「手術までリュープロレリン注射をしていって生理を止めておけば、生理の血を栄養分として大きくなる子宮筋腫が、若干は小さくなっていくでしょう。子宮筋腫が小さくなり生理の出血もなければ、貧血は改善されるでしょう」

 

という話でした。

 

ただし、「リュープロレリン注射は手術までのとりあえずの処置であって、根本的な治療には手術で子宮を摘出する必要がある」ということらしいです。

 

(*私の場合は)

 

 

リュープロレリン注射の副作用として出た特徴的な症状

 

リュープロレリン注射の副作用として出る更年期障害の症状ですが、私の場合、目立った症状を簡単にまとめると、以下の3点でした。

 

  • その①:急に体がカーーッと熱くなり、汗だくになる(寒い時期でも)
  • その②:月1~2回くらい頭痛あり(横にならないとつらいくらいの)
  • その③:生理は止まるが、生理時期になると生理の時と同じようにイライラする

 

こんなかんじ。

 

以下、くわしい症状を書いていきます。

 

 

❶リュープロレリン注射1回目後の体調&症状

 

注射してからちょうど14日後、出血しました。生理のような。ナプキンは必須。

 

(初回注射後に一度、生理のような出血があることは先生から聞いてたので、焦りはしませんでした)

 

出血後4日経つと生理のような多量の出血はおさまり、血のおりものって程度の出血がちょろちょろ出ている感じ。そこからはおりものシートは必須。

 

おりものシートに血のおりものがつく感じは、ずっと続きました。

 

更年期障害の副作用は特に感じませんが、貧血ぎみなので出血が多量の時は体がしんどかったです。家事はやれるけど。

 

 

❷リュープロレリン注射2回目後の体調&症状

 

ちょろーっとした出血は続いている。

体調は数日間はなんともない感じ。

 

1週間くらいすると、とにかく体が疲れる。家事はできるが。

 

寝ている時、時々体がじわーーっと熱くなる。ちょっと寝つきのわるさはあるが、そこまであきらかに更年期障害って症状はない。

じわーーっと熱くなる体も、「夏だからかもしれない……」と、思うくらいで。

 

貧血が原因だと思うが、この頃の体調は疲れやすい。

もう10分下向いてるだけで、車酔いのようなクラクラ頭痛がするほど。

 

で、やけにイライラする時がある。まるで生理中の時のように。これも副作用なのか……?

 

無意識でいると、家族にキツイ言い方をしてしまうことに途中で気づき、意識的にメンタルを穏やかに保つようにした。意識すればコントロールできる程度。

 

注射を始めて2ヶ月目後半になると、性欲はめっきりなくなる。

 

2ヶ月目も終わる頃には、おりもののような少量の出血は完全に止まっている。

 

3回目の注射の直前、ちょろっと生理のような出血があったが、ごく少量ですぐ止まった。

 

この頃は、「手術やっぱ嫌だ…やっぱ子宮残そうかな……」と、手術への迷いがあった。

 

 

❸リュープロレリン注射3回目後の体調&症状

 

先生の話によると、

2回目から3回目の注射の後が、一番更年期障害の症状がきつく出る時期」らしい。

 

「2回目の注射の後でも、そんなに体がつらくないなら、もう今後も大丈夫そうだね」って話でした。

 

それで安心してたものの、3回目の注射後は、けっこうつらかった。

一番症状がきつく、つらい時期でした。

 

体がけだるくて、汗だくで、頭痛も。

 

ただ、夏なので熱中症なのか、更年期障害の症状なのかわかりづらい。

 

汗はヒザ裏、わき、背中、額からじわーーっと出てきます。汗だく。

 

水っぽい血もちょっと出た。生理のようなイライラもあり。

本当だるくて横になってることが多かった。

 

寝つきはわるくないけど、夜中、体がカーッと熱くなって目が覚めることもしばしば。

 

で、しばらくすると汗で冷えて、寒くて眠れないほどになる。

 

「暑い」と「寒い」が数時間おきに交互にくる。

暑いときは急にカーッと熱くなるし、そして急に寒くなる。

 

性欲は全くない。

出血・おりものは全くない。

 

 

❹リュープロレリン注射4回目後の体調&症状

 

3回目の注射直後は、頭痛がしたり、横にならないと体がしんどかったりしたが、4回目の注射後は、体の熱さ以外は特に症状なし。

 

体が慣れてきた感じ。

 

体が熱くなる時もありますが、頻度もゆるやかな感じ。ほぼ平常時となんら変わらず。

 

「こんな普通なのに、わたし手術の必要あんの?」

 

って、思ってしまうくらい体調は良好。

 

実際、この時期にやった診察では、子宮筋腫の大きさが1.5cmほど小さくなっていて、貧血の値もかなり改善されていました。

 

まあ、リュープロレリン注射をやってるから改善されているのであって、リュープロレリン注射は根本的な治療ではないから手術は必要なんでしょう。

 

(先生がそう言ってましたし)

 

この頃には「手術への心がまえ」が、完全にできていました。

 

 

❺リュープロレリン注射5回目後の体調&症状

 

手術までに計5回注射しました。

 

5回目の注射後、体が時々熱くなる以外に目立った症状は感じませんでした。

 

むしろ、貧血が改善されて体調が良くなってる感じ……

 

  

子宮摘出手術(腹腔鏡下子宮全摘術)の記録

 

先生の話によると

 

「手術後、1ヶ月くらいで卵巣からのホルモン分泌が安定してきて、更年期障害の症状はおさまる」

 

そうです。

 

また

 

「風邪をひくとひどい場合は手術ができないから、風邪ひかないように気をつけてください」

 

とのことでした。

 

 

手術前日の様子

 

腕に点滴が開始され、本を読む気が失せた(やっぱ、体に負荷がかかってると集中できません…)ので、ゆっくり休みました。

 

手術直後はつらくて安眠できないので、ここでたっぷり寝といた方がいいですよ

 

 

手術当日の様子

 

手術自体は麻酔で完全に意識がないですが、麻酔から覚めると痛みがつらい……

 

(「そんなに痛がる人はめったにいない」ってくらい、私の場合、特に痛がる人だったようですが ^^;)

 

看護婦さんが、痛みをやわらげてくれる筋肉注射や座薬や点滴をやってくれるので、それでなんとか一晩しのぎました。

 

私の場合、座薬はあまり効かず、筋肉注射を打つと痛みがかなりやわらいで、なんとか寝ることができました。

 

とにかく、痛くてつらかったら看護師さんに伝えれば対応してくれますので、ずっと我慢する必要はないですよ。

 

 

手術後入院中の様子

 

 手術した翌日の朝には、ゆっくりトイレに歩いて行くことができました。

 

手術した翌日の午後には、早く回復したいので、意識して歩くようにしてました。

ゆっくり無理せず、歩いてました。

 

 

手術後3~4日目は、横になることなく、立ってたりゆっくり歩くようにしました。

回復が早まるようなので。早く回復したいんで。

 

手術後3~4日目は、痛みはかなり楽になり、手術当日のつらさとのギャップがすごくておどろきました。

 

びっくりするぐらい、日に日にどんどん痛みはやわらいでいきます。

 

咳したり、お腹にグッと力を入れるとそりゃ痛いけどね。

 

開腹手術だったら、もっとつらさが続いてたと思う(母がそうだった)から、

心から腹腔鏡手術でよかったと思った。

 

 

せめて、手術費用の工面でストレスを感じないよう、以下の記事もおすすめです。

 

 

 

で、手術後の体調はどうか?

 

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手術後 1週間もすれば、咳したりお腹に力を入れる時以外は、痛みはほとんどありませんでした。

 

歩くのも特に問題ナシです。

 

体調はなかなか好調。

 

ごはんをしっかり食べれば、便通も好調だし。

 

(手術前は便秘がちだったんですけど、手術後はすこぶる快調)

 

手術後1ヶ月は重いものを持たないようにして無理はできませんが、体調がいいので動きたくて仕方ない感じ。

 

性欲がなくなり、仙人のようになってしまう……のはある。

 

子宮筋腫がある時は頻尿がひどかったですが、頻尿度合はたしかにやわらいだと思う。

 

手術前は夜中に2~3回もトイレに行ってたのが、手術後は0~1回ほどになりました。

 

しばらくは更年期障害の症状 = 体が熱くなることは時々ありましたが、1ヶ月もするとだんだんおさまってきました。

 

 

また

 

子宮を摘出すると、骨粗鬆症になりやすいようです。

 

(リュープロレリン注射でも、骨量の低下がみられることがあるようです)

 

予防策はなんだろう…?

 

一応、病院からもらった資料には

 

予防のために適度な運動とバランスの良い食事を心がけましょう

 

骨量を増やすため、カルシウムやビタミンD、ビタミンKを積極的に摂りましょう

 

と、書かれてました。

 

たとえば、以下のような食品。

 

  •  カルシウムを多く含む食品……牛乳、乳製品、小魚、小松菜、チンゲン菜、大豆製品 など
  • ビタミンDを多く含む食品……サケ、うなぎ、サンマ、ヒラメ、干ししいたけ、きくらげ など
  • ビタミンKを多く含む食品……卵、納豆、ほうれん草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、わかめ、のり など

 

 こういった食品を摂るように心がけないとな……

 

 

最後に:子宮筋腫がある方で婦人科へ行ってない方へ

 

人間ドックなどで子宮筋腫があるとわかっても、特段症状がなければ放置してしまうのもわかります。

 

面倒なのはわかります。私がそうでしたから。

 

でも、いきなり「はい、手術」、「はい、子宮取ります」ってなんか嫌でした。

 

「はい、手術実績1つ追加~」みたいで。

 

私の場合は、子宮筋腫が大きくなり貧血がひどくなってしまってから、婦人科へ行きました。

 

人間ドックで婦人科へ行くようすすめられて、3年放置しているうちに子宮筋腫がどんどん大きくなってしまったんです。

 

ですが、もし早めに婦人科へ行っていたら、別の道があったかもしれません。

 

子宮筋腫と共存して生活している方も、けっこういるようですし。

 

子宮を取ることで子宮がんのリスクや貧血はなくなりますが、骨粗鬆症になりやすいようなので、子宮筋腫があった時以上に食事や体調管理に気を配らないといけないくらいだと思います。

 

ぜひ、私のような後悔をせずに済むよう、早めに専門医にかかってみてくださいね。

 

ただ、「開腹手術よりも回復の早い腹腔鏡手術にして心からよかった」と、思ってます。

それは。そこだけは。

 

母は開腹手術をしましたが、痛みがつらい期間も入院期間も長引いて、大変そうだったのでね……