妻の私が会社員の夫の扶養に入れば、健康保険料も年金保険料も夫一人分で済みます。
つまり、専業主婦で夫の扶養に入っていれば
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妻は健康保険料の支払いをせずに済む
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妻は年金保険料の支払いをせずに済む
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夫は配偶者控除が使えるので夫の税金(所得税・住民税)が安くなる
というメリットがあります。
節税という視点で、専業主婦は「扶養」というメリットを享受できます。
▼扶養家族についての記事です。
しかも
地方で車がないとバイトもできないようなところに住んでますが、専業主婦ならば車を買わずに済みます。
つまり、車1台分の購入費用に加えて、燃料や自動車税や車検費用もかからずに済みます。
かつ
働いてたら帰り道にごほうびのデザートも買うだろうし、夕飯作るのめんどうになってお惣菜を買う頻度も上がるだろうし、時々服も買うでしょう。
専業主婦ならその費用もかかりません。
で、専業主婦でいることで節税できても、「それ以上に稼げばいいじゃないか」ってことですよね。
そこは専業主婦のまま源泉徴収ありの特定口座(株や投信など)を使って稼ぐことで、一定の税金を自動徴収されればいくら稼いでも、もう完了。
仮にわたしが正社員で500万円稼いだら、扶養は抜けて社会保険料は自分で払い、所得税も住民税も納めることになります。
また、夫は配偶者控除も配偶者特別控除も使えなくなります。
専業主婦のまま源泉徴収ありの特定口座(株や投信など)を使って稼ぐことで、もちろん所得税も住民税も納めることになりますが、一律20.315%の税金が自動徴収され、確定申告不要制度を選択すれば、500万円稼いだらけっこうな節税になります。
所得税は累進課税なので、稼げば稼ぐほど節税できます。
たとえば
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課税所得330万円超え695万円以下:所得税率20%(控除額 427,500円)
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課税所得695万円超え900万円以下:所得税率23%(控除額 636,000円)
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課税所得900万円超え1800万円以下:所得税率33%(控除額 1,536,000円)
(*2019年現在)
となっており、
一方で株で稼ぐ場合、1万円稼ごうが、1,000万円稼ごうが、
所得税率は、一律15.315% となってます。
(*源泉徴収税 20.315% = 所得税 15.315% + 住民税 5%)
と、強く感じてます。
(これが、「主婦が節税のことを考えまくって出た1つの結論」です)
「主婦のままで = 夫の扶養に入ったままで株で稼ぐ」ことの有利さを再確認しました。
単なる無収入の主婦では、「扶養」のメリットは享受できても、貯金を加速させるには力不足ですね。
FXでも仮想通貨でもなく、源泉徴収ありの特定口座(株や投信など)を使って稼ぐことが、税制的にものすごいメリットになります。
(まあ、「稼げればなんでもいい」とは思いますけどね……)
ここまでやれば
節税という視点で、あえて専業主婦をやるメリットはあるような気がします。
というより
「これが節税メリットをかなり享受できる専業主婦の形である」と、思ってます。
ただし
源泉徴収ありの特定口座を使って大きく稼ぐことが前提であり、
それがすっごく難しいんだって話なんですよね……
(「再現性が低い」と言えるかも……)
なので
これが節税メリットをかなり享受できる専業主婦の形であっても、絶対に人に株をすすめません。「やめた方がいいですよ」って言いたいくらい。
だって…地獄見ますから……
「株は簡単だ」って言う人がいますね。そんな本もたくさんあります。
株はやっぱ怖いです。簡単に大損します。
それを夫婦で受け入れないといけないことですので、難しいです。
うちはもともと夫が投資を経験してるので、抵抗はありませんでしたが。
(むしろ「お得なんだから株で稼いでくれ!」と夫が言ってくるので、すごいプレッシャー……)
***まとめ***
夫の扶養に入って健康保険料も年金保険料も払わずに済み、車代や服代や弁当代などの余計なお金もかからない専業主婦が、源泉徴収ありの特定口座を使って大きく稼ぐことができるなら、大きな節税メリットがある専業主婦の形。
これなら節税という視点で、あえて専業主婦をやるメリットはあると思う。
ただし
簡単に稼げるならだれも苦労しません……
株の勝ち組は1割という数字から見ても決しておすすめはしません……
なので、「青色申告で節税しながらブログやアフィリエイトで稼ぐ」のも1つの手段になりますね。
「わたしは夫の扶養に入りながら株で稼ぐことで節税メリットを享受しつつお金を稼ぎ、さらに、夫の扶養から外れない程度にブログで稼げればいいな」
と、思ってます。
もし、ブログで稼げるならできる限りの節税対策(青色申告・小規模企業共済・確定拠出年金・生命保険料控除)を考えてますが……これはとり越し苦労かもね……
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