まーまとれーど

夫は個人事業主(兼業)、妻は個人投資家(専業)のでこぼこ夫婦。

個別株の銘柄は非公開の理由ですが……コミットメントは私には逆効果だった話。【目標は言った方がいいか、言わない方がいいか】

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このブログでは、投資方針や投資の棚卸し的な記事を書いてますが、個別株の銘柄は非公開にさせてもらってます。

 

その理由は…

 

バフェット流バリュー投資家として成功しているガイ・スピアの著書に書かれてる理由と全く同じなので、本の中から引用させてもらいます。

 

 

 八.現在の投資について語らない

 

 私は何年もかかって、自分が保有する株について公共の場で話すべきではないということに気づいた。理由は、ほかの投資家に最高のアイデアを盗まれるかもしれないからではない。本当に問題なのは、自分が混乱するからである。公共の場で一回でも発言してしまうと、そのことと自分を切り離しておくのが心理的に難しくなる。(中略)あとで状況が変わったり、自分が間違っていたことに気づいたりする可能性があることを考えても、株について公共の場で発言することはできるかぎり避けたい。(p.209)

 

 

あとになって、そのときの発言と一貫性がない判断を下すことがいかに難しいかを知っているからだ。簡単に避けることができるのに、わざわざ頭痛の種をまく必要はないのである。(p.211)

 

 

ほとんどの個人投資家にとっても、現在の投資先についての話は合理的な行動を難しくするだけなので、語らないメリットはあると思う。みんなの評価を心配しなくてよいのは非常に気が楽だ。

ルール 公の場で自分の投資について、あとで後悔するようなことは語らない。(p.212)

 

 

(出典:ガイ・スピア(2015)『勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語』長尾慎太郎監修,井田京子訳,pp.209-212,パンローリング.)

 

 

ブログで銘柄を公開することで、そわそわして投資がうまくいかないのでは本末転倒なので、投資に悪影響にならない程度の内容をブログで書いてます。

 

(支障がない部分については公開してます)

 

世の中にはブログで銘柄を公開しても成功してる方もいますが、

その方たちは、本当に強い胆力を持ち、自己コントロールのできる素晴らしい人格をもった方々だからなのでしょう。

 

私のような未熟者には無理ですね……

 

また

 

「コミットメント」って言葉があるように、

「周りに宣言することで目標が達成しやすくなる」

という話も聞きますよね。

 

影響力の武器[第三版]』によると、「コミットメントと一貫性」の原則があるという。

 

  

 ひと言で言えば、それは自分がすでにしてしまったことと一貫していたい(そして、一貫していると他者から見てもらいたい)という欲求です。ひとたび決定を下したり、ある立場を取る(コミットする)と、自分の内からも外からも、そのコミットメントと一貫した行動をとるように圧力がかかります。そのような圧力によって、私たちは自分の決断を正当化しながら行動するようになります。そして自分が正しい選択をしたと自分に言い聞かせるだけで、本当に、自分の決定に対する満足度が上がるのです。

 

 

(出典:ロバート・B・チャルディーニ(2014)『影響力の武器[第三版]』社会行動研究会訳,p.97,誠信書房.)

 

 

私もその話を聞いて1回試したんですよね。コミットメントを。

 

デイトレ時代に、夫に対して

 

「今年の利益目標は〇〇円です」

「今年の資産目標は〇〇円です」

 

と、宣言しました。

 

(今思えば、調子にのってたんだと思う……)

 

それまで超絶うまくいっていたものが、宣言したとたんにズタボロになったんですよ。

 

宣言したことで

 

「絶対に達成しなきゃならない!」という変なプレッシャーと

「宣言した以上の利益を取ってホメられたい!」という欲望やプライド

 

これらが私にとっては完全にマイナス方向へ足を引っ張り、無謀なトレード(地獄)への招待状となりました。

 

その失敗から

 

その時、「私が捨てるべきもの」のリストを作りました。

 

それは下記のとおり。

 

【今すぐやめる(捨てる)こと】

 

  • 他人と比較すること

  • 他人の状況を気にすること

  • 他人に勝ちたい気持ち

  • 他人に勝った優越感

  • 過去の栄光とそれに対するしょーもないプライド、バカみたいな自信

 

 

これらを「捨てろ!」と、手帳にしっかり書いてます。

 

(「捨てろ」って言われて簡単に変わるなら苦労しないけどね……)

 

「勝ちたい」気持ちを捨てることで、「負けない」どころか、むしろ「勝つ」のではないでしょうか。

 

「投資では謙虚さが大事」とは聞きますが、失敗を通して身をもって思い知らされました = 心底理解できました。

 

でですね

 

1回じゃわからないから2、3回他のことでもコミットメントを試したんですが、うまくいきませんでした。

 

コミットメントを試したら「私にとって、これは悪影響になる」とわかったので、それ以来、夫にも目標や銘柄をハッキリ言わないようにしてます。

 

(結果報告のみは言う。あと、買う前の相談とかはする)

 

人に言わなくなってうまくいくようになったので、

「やはり私(内向的)は、自分の中だけで目標を追っかけた方が性に合ってるんだ」と、つくづく思います。

 

 

 もちろん、目標を公言することにも、一面のメリットがあることは認めます。しかし、同時にデメリットもあるのだということを理解した上でないと、思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれないのだということを、私は言いたいのです。

 目標を口にすることのデメリットのひとつは、今、申し上げたように、「せっかくの愛が義務に化けてしまう」という危険性です。(p.85)

 

 

 「もう人に言ってしまったから」という理由で努力するのであれば、あなたのその一歩一歩には愛が欠落しています。

(中略)

 本当に目標を愛していると言えるなら、ほかの人からどう思われようが、どう言われようが、そんなことはプラスにもマイナスにもならないはずです。

 あなたは、“自分のために”がんばっているのだということを忘れてはいけません。

(中略)

自分の目標を人に話すとき、あなたの心の裏側にはどんな悪魔が潜んでいるかわからないからです。

 

 その悪魔のひとつが、「私を構って……」というヤツです。

 

 自分の目標を実現する日々のステップは、本来、孤独な作業です。(中略)

 自分の目標を実現するためには、多かれ少なかれこの孤独というものと付き合っていかなくてはなりません。

 これはなかなか辛いことです。つい人に構ってほしくなります。「大丈夫?」と声をかけてほしくなります。それが人間というものです。(pp.88-89)

 

 

 みんなが励ましてくれようが、無関心であろうが、そんなことはまったく気にかけずに日々の孤独な努力に向き合っていけるほど、それほど意志が強い人であれば、目標をみんなに話したとしてもこのような落とし穴にははまらないでしょう。(p.93)

 

 

(出典:石井裕之(2007)『「心のDNA」の育て方』pp.85-93,フォレスト出版.)

 

 

とは言っても

 

実際は、「目標を言った方がうまくいく人」も「目標を言わない方がうまくいく人」も両方います。

 

夫(外向的)は、言った方がうまくいくタイプです。

 

内向的な人はコミットメントが肌に合わず、

外向的な人はコミットメントが肌に合ってるのは、わかりません。

 

私が思うには……

 

どんな時も平静さを保ち、強欲さを自己コントロールできるような冷静沈着な人格であればコミットメントも活きるだろうけど(まさにブログで銘柄公開しても成功してる方)、

 

「みんなに認めてもらいたい、もっとホメられたい!」という思いが強いプライドが高いタイプや欲におぼれてしまうギャンブラータイプだと、コミットメントは逆効果になる可能性があると感じてます(ブログで銘柄公開すると失敗するタイプ ←私のこと)。

 

なので

 

「自分には何が合ってるか」1度試してみるといいと思います。

 

試せばいやでもわかるんで

 

 

 

成功法則はこの世にいろいろあって、

 

たとえば

 

「引き寄せの法則」も効果がある人と逆効果になる人、両方います。

 

 

 実際「望めば手に入る」と“引き寄せ”に取り組んでも、目標達成の役には立ちません。それどころか目標達成を阻害する可能性すらあります。

 「引き寄せの法則」が役に立つ場合がひとつだけあります。それは目標を達成したくないときです。オーバーに言っているのではありません。「引き寄せの法則」は「失敗の鉄則」と断言してもいいくらいです。(pp.45-46)

 

 

 自己効力感の研究で、心理学の発展に大きく寄与した心理学者アルバート・バンデューラは「ある人が成功できるかどうかの最も信頼できる指標ーーそれはその人が心から成功できると信じているかどうかにある」という事実を発見しました。

 (中略)

 「目標は達成できる」と信じるのは変わらず大切なことです。しかし、「目標は簡単に達成できる」と考えてはいけないーーここに注意すべきなのです。(p.47)

 

 

(出典:ハイディ・グラント・ハルバーソン(2017)『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』林田レジリ浩文訳,pp.45-47,ディスカヴァー・トゥエンティワン.)

 

 

成功を心から信じれるかどうか」が “引き寄せ” のカギですが、

不安がなくなり成功を心から信じれるくらい障害に対する対策を練り、すすんで行動している人にとっては、成功はもはや “引き寄せ” ではなく、“必然” ですよね……

 

引き寄せるんでなく、それが必然になる行動をしなさいよ」ってことなんだと思う。

 

(何も行動せず、ただ引き寄せの祈りをしてるだけってのは論外ですね……まあ、私もそういう時期があったからこそ、目が覚めたわけですが)

 

 

成功法則もそれが無条件にみんなにあてはまるわけじゃなく、相反する法則が存在していて、混乱することがありますが

 

それはその人の気質(「内向的か外向的か」「自信があるかないか」など)によって、「合う」「合わない」があるからだと思います。

 

自分に合うものを知りそれを取り入れ

自分に合わないものを知りそれを避けておく

 

これがそのまま投資スタイルの構築につながると思うので、

自分の性格(気質)に合うかどうか」で、ものごとを判断した方がいいと思ってます。

少なくとも、投資の部分に関してはそうしてます。

 

(ただ、生活の中では冒険することや遊び心も大事だとは思う)

 

極端な話

 

野菜と果物を多く食べ、肉を減らすよう意識することは、どう考えても良い習慣としか思えませんが

健康を意識して野菜と果物をたくさん食べるようになったことで、体調を崩してしまった人もこの世にいるわけです。

 

遺伝子的に果糖が体に合わなかったからだそう。

 

 

だから

 

大事なことは、「それが自分に合ってるかどうか」に尽きると思う。

 

また

 

「成功者は早寝早起きが多い」とも聞きますね。

 

私が尊敬している無敗の勝負師であった桜井章一さんの著書では、こう書かれてます。

 

 

 専門家から見れば、私の睡眠の取り方はそれこそ不健康の極致だろう。就寝時間はたいがい夜が明ける頃だし、睡眠時間は短い。それに睡眠薬を飲んでも十分に眠れずほとんど寝ないまま翌日仕事をしたりすることもままあったりするからだ。(p.27)

 

 

 睡眠時間にしても、これだけ取らないといけないという絶対の目安はないと思う。それこそナポレオンのように極端に短い睡眠時間でもやっていける人もいるし、反対に9時間くらいは寝ないとダメという人もいる。(p.28)

 

 

 人にはそれぞれが持って生まれた体質があって、皆違う。結局どれだけ寝ればいいのかというのも体質によって、短くても問題がなかったり、長いほうがよかったりするだけのことだ。そう考えれば睡眠の時間や取り方というものには、あまりこだわらなくていいと思う。(p.29)

 

 

 (出典:桜井章一(2014)『緩めて克つ 遊んでいるようで勝ってしまう人の習慣』pp.27-29,講談社.)

 

 

とは言っても

 

私は早寝早起きを試したら、穏やかにメンタルを保てるようになってきてるのを実感してるので、早寝早起きは意識してます。

 

というより、子どもに合わせると自動的に早寝早起きになるけど。

 

 

取り入れる投資スタイルやら、成功法則やら、生活習慣やら、職業選びまで

 

「何が自分に合ってるか」

 

それが一番知りたいところ。

それを知るには「より多く試す」ってことですね。

 

 

 

世の中に数多く存在する成功法則ですが、

人によって「合う」「合わない」があるので【自分に合った成功法則を探していく過程】は、まさに【自分に合った投資スタイル・トレード手法を探していく過程】とおんなじだな……と、思いました。

 

「この成功法則はウソかホントか」ってことじゃなく、

「多様な人がいるから、多様な成功法則がある」ってことなんだね。

 

▼まさに、「自分の性格に合うトレード手法の見つけ方」の本。

私は1人でもがいて、さんざん失敗してきた中で、自分で自分に合うトレードスタイルを見つけた後にこの本に出会ってますが、もっと早く出会いたかった本です。

私の場合は、【自分の性格に合うトレードを選ぶ】という視点を持つまでに、かなり時間がかかってますんで……

 

トレーダーのメンタルエッジ