「大きな成果を出す」ためには「スモールステップのつみ重ね」をしていくわけだが、その私なりの手順について、順を追って説明します。
まず、
「大きな成果を出す」ためには、「スモールステップのつみ重ね」をしていくことで目標へ近づいていくことが現実的であると思う。
(ホームラン一発で達成できることもあるかもしれないが、極めて非現実的だし、そこには何も学びがないですね……まあ、超絶ラッキーで達成できたなら、その強運は称賛に値しますが)
今までにも「小さな習慣」がもたらす「大きな効果」について書いたことがある。
「小さなこと」が「大きな影響」につながっているんですね。
(まさに「バタフライ効果」のように)
「小」が「大」を成す(作り上げる)のだから、
逆説的に言えば、「大」を成すには「小」をつみ重ねればいいってことです。
(たとえば、「1億円を作るには1円を1億個つみ重ねればいい」ってこと)
「運を上げる」ことも、当然意識してるところではありますが、
「運で達成しよう」とは考えてないので(それは非現実的なので)、
現実的な路線でいくなら、やはり「スモールステップのつみ重ね」をしていくことで目標へ近づいていくことかなと……
むしろ、「スモールステップのつみ重ねでしか大きな目標に近づけない」くらい思っている。
まあ、そんなことはないのはわかってますが、
それくらいに思っといた方が、私にとってはいい薬になるんでね……
そう思っとけば、
「小さなことも大切にしよう」
「小さなことこそ丁寧にやろう」
という意識が働くから。
(これが、私の今の課題:「今すぐできる不労所得の上積みのために、ポイントの取り逃しをなくす」なので)
脳科学的にも、そういうことらしいし。☟
♢目標は中間地点を設けることで実現させやすくなる
よく言われることですが、遠すぎる目標は、実行に結びつきにくいものです。そこに到達するまでのプロセスが多すぎて、具体的に「何をすればいいのか」を考えにくい。
目標に着実に近づいていくためには、より実現させやすい、「とりあえずそこを目指して頑張ろう」と思える中間的な目標を設定していく必要があります。
(中略)
もちろん、その目標は、後で変わってしまっても一向にかまいません。むしろ、自分の成長や環境条件の変化に応じて、目標も少しずつ変わっていくのが当然でしょう。(中略)自分を理性的にコントロールしながら、どこかに向かって進んでいくために、「その時の目標」を持っていることが重要なのです。
(出典:築山節(2008)『脳と気持ちの整理術
』pp.195-197,NHK出版.)
また、別の本ではこう書かれています。
成長をつづけるためにもっとも大切なことは「未来から来た人になる」思考をすることです。言い換えれば、自分が設定したゴールから、すべての行動を完全に逆算して考えていくということです。
目標が具体的でないと、脳はいつまでも取りかかる準備を始めません。(中略)そして、目標を達成している“未来の自分”が、“今の自分”に何をやってもらいたいのかを考えるのが「未来から来た人になる」という発想なのです。
(出典:加藤俊徳(2016)『人生が劇的に変わる脳の使い方
』pp.184-185,PHP研究所.)
でですね……
「大きな成果を出す」ためには、「スモールステップのつみ重ね」をしていくことで目標へ近づいていくわけですが、これは
「目標を小分けにする」
ってことだと思う。
で、「目標を小分けにする」時に、逆算思考を活用するといい。
ゴールから逆算して、目標を小分けにする。
ゴールまでのスッテップアップの段階を分けて考える。
たとえば、私の場合(トレード)なら……
↓
第二段階の目標はこう
↓
第三段階の目標はこう
↓
で、第三段階のレベルを〇年続ければ、目標達成(ゴール)できる
といったかんじ。
(で、今はどの段階かというと、第一段階はクリアしてます)
大きい目標をもつのは悪いことではないと思いますが、「無理なんじゃないの……?」っていう思いがどうしても出てきてしまいます。
そこで、「これならいけるかも……?」ってくらいの目標 = 【段階】に分ければ、現実的だし、やるべきことが具体的に考えられるようになります。
いきなり第三段階のレベルを求めるより、まずは第一段階をクリアすることを考えれば、より現実的ですよね。
それに「これならいけるかも……?」と心から思えるレベルなので、あきらめずにやり続けることにつながる。
(第一段階もクリアしないうちに、第三段階のレベルについて無理矢理「これならいけるかも……?」と思い込もうとするのは、引き寄せの法則的に逆効果になるし……)
昔のマリオのゲームをイメージすればわかりやすいと思うんですが
一面クリアして二面クリアして、徐々に難しい面をクリアして、最後一番手ごわいクッパ倒してピーチ姫助ける(ゴールする)かんじで。
素人はいきなりクッパと戦っても倒せないわけですが(倒せる天才も中にはいるけども)、
簡単な一面からはじめて、何度も何度も失敗しながら徐々に次の面へ進んでいくうち、いつしかクッパを倒せるようになった、あのかんじ。
マリオの場合は面が多いのですが、私の場合目標を達成したい時期まで時間がかぎられてるので、そこまで小分けにしてないけどね……
目標を小分けにする時大事なのは、
ゴールからの逆算で考えて、その段階(小分けにした目標)をクリアすることでちゃんとゴールへ近づいてく設計にすること。
各々の段階をゴールへ確実に近づく設計にするためにも、
やはりゴールからの逆算がいい。
たとえば、私の場合(トレード)なら……
【ゴール】:「ゴールへ到達するには?」→「第三段階のレベルを〇年続ければ、目標達成(ゴール)できる」
↓
【第三段階】:上記を考えれば「第三段階の目標はこう」と定まる
↓
【第二段階】:「第三段階へ到達するには、どういう状態になってないといけないか?」を考えれば「第二段階の目標はこう」と定まる
↓
【第一段階】:「第二段階へ到達するには、どういう状態になってないといけないか?」を考えれば「第一段階の目標はこう」と定まる
こんなかんじ。
クリアする段階を第三段階しか書いてませんが、
実際はですね、この逆算思考で目標を小分けする時点で、マリオで言う二面くらいまでは進んでいたので、全体を通して言うと、段階の数はもっとあります。
(ここでの説明はわかりやすさを重視してるので、第三段階までとしました)
さらに言うと、
第一段階をクリアするのに必要な行動もまた、小分けにして具体的に設計するわけですが。
(マリオでいうところの、1-①面、1-②面、のように)
育児本の『世界で800万人が実践! 考える力の育て方』では、逆算思考と同じような思考法を「アンビシャス・ターゲット・ツリー」として紹介してます。
「アンビシャス・ターゲット・ツリー」を使った目標達成の5つのステップが、逆算思考に活かせると思うので、紹介しておきます。
アンビシャス・ターゲット・ツリーを使った目標達成のステップは、次の5つです。
①大きな目標を定め、具体的な言葉にする
②目標の前に立ちはだかる障害をリストにする
③障害を乗り越えた先の中間目標を決める
④中間目標を取り組む順番に並べる
⑤中間目標達成の具体的な行動を決める
(出典:飛田基(2017)『世界で800万人が実践! 考える力の育て方
』pp.158-159,ダイヤモンド社.)
「アンビシャス・ターゲット・ツリー」のポイントを補足します。
それぞれの中間目標には達成できるタイミングもあるでしょうし、ある中間目標を達成しないと別の中間目標を達成できないという順番もあるはずです。それらを勘案して決めていきます。(p.163)
行動は実行可能で、具体的でなければなりません。そして、実行すれば中間目標が達成でき、障害が取り除かれるアクションでなければなりません。(p.167)
行動を起こすと、中間目標が達成できる。
中間目標が達成できると、障害が克服できる。
障害がすべて克服できると、大きな目標が達成できる。(p.174)
障害とは、できない「言い訳」、つまり「愚痴」です。(中略)「言い訳」とか「愚痴」というと、言ってはいけないものと考えがちですが、ここからスタートするのが大切です。
なぜなら、「言い訳」や「愚痴」を解消してしまえば、目標が達成できるからです。「言い訳」や「愚痴」は出しやすいので、簡単に考えられるのも利点です。(pp.183-184)
(出典:飛田基(2017)『世界で800万人が実践! 考える力の育て方
』pp.163-184,ダイヤモンド社.)
また、
ゴールにも(だいたいでも)期限があると思うので、
目標を小分けにする時も、ゴールから逆算してある程度期限をつけておいた方がいいでしょうね。
私の場合、期限については「完璧主義」はやめて、ある程度大らかな気持ちでかまえてます。
(柔軟性発揮して結果的に期限内に無理そうでも、モチベーション下がらないようにする)
こういった逆算思考のメリットなんですが、
段階(面)ごとによって違う「克服すべき課題」が自ずと見えてくるので
目標を達成するために、より現実的で具体的な計画が立てれるところでしょう。
(ゴールまでの道筋が立ち希望がもてるので、あきらめずに続けることにつながる)
私の場合、
目標を逆算したらグッとリアルな行動計画ができました。
また、
この面をクリアしないと、次の面にいけない(ひいてはゴールできない)のがわかってるので、なんとか目の前の課題を克服しようと真剣に考えるようになり、いろんな工夫をするようになり、(失敗しながら少しずつであっても)前へ進んでいけること。
(この逆算思考のおかげで、苦しい待ち時間をなんとか耐えれてるのだと思う)
かつ、
現実的なスモールステップのつみ重ねがベースなので、
遠回りのようで「結局、これがより早く目標に到達できる方法なんじゃないかな……」と思う。
(非現実的な超絶ラッキーによる目標達成は除く)
非現実的な超絶ラッキーを手に入れるために運気アップに専念するのもまた1つの方法なんですが(「それはそれでアリ」だとも思うし)、
私だったら、「運気アップ」しながら「逆算思考でスモールステップのつみ重ね」を同時にやります(実際そう意識してるし)。
私のような凡人レベルでは、そんだけやっても天才には追いつけないですけど、「やれることはやって準備しておこう」という気持ち……
▼「逆算思考」的なくわしい手順を知りたい方におすすめの本。【大きいゴール(夢)】から逆算して、【中間目標】→【今年の目標】→【今月やること】→【今週やること】→【今日明日やる小さい行動】にまで落とし込む手順を知ることができます。